高級でないチョコを手渡す勇気
美味しいものが増えるのは嬉しい。
昔に比べたらなんて言わなくても、毎年毎年、日進月歩で美味しいチョコレートが開発され、発売されている。
それはとても嬉しいことなんだけれど、高級化の加速が、私にはちょっと不満だ。
バレンタインデイの贈り物を探すチョコレート売り場で、制服姿の高校生が一粒千円越えのチョコレートを何粒も購入しているのを目撃した。
チョコレートを贈る相手が男性だと決めてかかるのは、発想が昭和的で、今は相手が女性や自分だったりすることの方が多いのだと聞いてもいるんだけど、この女子高生は誰にチョコを贈るんだろうと考えたら、どうしても、高級なチョコレートをサラッと食べてしまう男のコの姿が、それが当たり前だと思うようになってしまう男性の姿が頭に浮かんでしまう。
不相応だとか、言える立場じゃないだろうけど、そんなのはイヤだなぁと思う。
職場や寄り合いや、ちょっとしたところで渡す義理チョコも、見たところ、私が思うよりもずっと大がかりなチョコレートが渡されているようだ。
昔はもっと、気軽なんだけど、数百円でペンケースくらいの大きさの箱に入ってリボンもついちゃうようなチョコレートがいっぱいあった気がする。
今はそういうの、売り場で見かける数が減った。
もっとおばちゃんになって、ちょっと知り合いの若い子にチョコレートをあげようと思ったとき、私が思い描くチョコレートを、私は買うことができるのだろうか。。。
高級なチョコレートは美味しい。
外国産のチョコレートも大好き。
でもチープなチョコレートも好き。
まんべんなく、いろんな範囲でいろんなチョコレートの販売を続けていってほしい。
できればずっと。
いろいろ食べますが、私の最も好きなチョコレートはロッテのガーナミルクチョコレートです。
これはもう私にとって何年も不動の一位。きっとこれからも変わらないと思う。
ガーナミルクチョコレート♡