一つ穴パンチでポチポチ
ちょっと面倒だな、という作業が、案外無心になれて心地よかったりする。
一つ穴パンチでポチポチと、60個ほど穴を開けて、そう思った。
本当は40個開ければよかったんだけど、60個開けたからだろうか。
なんとなくイヤな感じな出来事があって、気持ちを切り替えたくなった。ガツガツ食べたし、ふて寝かっていうくらいたっぷり寝たけれど、効果なし。どこかに出かけるか、と思ったけれど、元来の引きこもり体質なので、外出したからといって気分にプラスになるとは限らない。
そういうときは、なにかを変える、新しくする、が効果的だ。経験則から、日常使いしているなにかに、なにかをしたいなぁと考え、日々の友、無印良品のリフィルノートにマイナーチェンジを加えてみた。
半透明の本体と中身のリフィルの間に、かわいい柄の用紙を挟み、中表紙とする。いただいたものの、もったいなくって眺めるだけになっていたレターブックを、ここぞとばかりに初使用。
私のもったいながりもひどいもので、気に入ったものほど使えないことが多かったのだけれど、ここ最近の社会情勢に、ちょっと考え方を改めた。もしもこのまま、使わずに死んでしまったら、それこそもったいないじゃないか、と。
(念のため言い添えておくと、死の予定があるわけではないのだけれど、いつそんなことが起こってもおかしくないよね、今って、と思っている。)
なので、今時点で最も心惹かれるものを、思い切って使ったわよ。
20穴のパンチ後に左右をまちがえていることに気づいて、やり直しをしたのもご愛嬌。やり直しの過程で、「あ、この作業、いいかも」となったので、むしろよかったのかもしれない。いや、まちがえずとも、2枚目に取り掛かったときに気づいたかも?
まあ、いい。とにかくスッキリした。そして手元にはめっちゃ好みなリフィルノートもある。
次はクラフト紙タイプの本体に、ステッカーか、お気に入りのペーパーの切り抜きを貼り付けてみようかしら。
そんなやる気もちょっと出たから、気分転換は成功したようだ。
深く考え始めると、転換前の気分と出来事が再度顔を出してしまうので、これで終わりとする。
ちょっとした手作業、面倒でもときどきするといいかもね。
そういえば、梱包材のプチプチを潰すのも好きだった。なんの意味もないけれど、プチプチ音を鳴らして潰してはスッキリしていた。
ポチポチ、プチプチ、そういうものがいいのかもしれない。
ちなみに、レターブックはこれ。