トムソーヤ気分

十数年ぶりに自転車に乗って街を走っています。

都心部から郊外に引っ越して、徒歩での生活を厳しいと感じるようになりました。歩くのは大好きだけれど、必要なものがどう考えても徒歩圏外にしか存在しなかったり、夏の暑さに歩き続けるのが辛いと思ったり。
思い切って自転車を購入。
いいものを買って乗り続けた方がいいと、以前そういうお話を聞いていたけれど、とても盗難の多い地域だと教わったこともあって、お手軽価格の自転車だけれど、大好きな色をチョイスした新車はカッコイイ。

そしてなにより新しい自転車は、私にトムソーヤ気分をもたらしてくれる！
これまでよりも行動範囲が一気に広がりました。
こっちの方角に行ったらこんなお店があるよって聞いてはいたけれど、交通手段がなくて行けなかったお店に、冒険気分ででかけたり。バスからチラッと見かけた施設へ出かけてみたり。
「どこへだって行ける！」そういう気分になっています。

普段から行動が制限されているわけじゃなし、どこにでも行けるんだけどね、なんていうか、小学生のときに初めて自転車で庭を飛び出したときみたいな、少し離れたところに住む友達の家に遊びに行ったときみたいな、そういう気分がするのです。
私はこれを勝手に「トムソーヤ気分」と呼んでおります。

こういうのいいなぁ。
引きこもりがちなんだけど、外への欲望が急激に高まる感じがする。
行動するのって大事、些細なことではありますが、またそう実感いたしました。