猫のエルは 文・町田康さん 絵・ヒグチユウコさん
読後さっぱり爽快とか、ザ感動とか、涙涙でスッキリとか、そういうのではなく、どちらかというと、癖のあるシュールな表現だとか、もやっとなにかが残るような後味だとか、じんわり胸に来るとか、そういうお話が集まった短編集。
初めて読んだとき、「ん? なんだろう?」ってもやっと心に残るなにかを思った。
そして気付けばそのもやっとを求めてまた読みたくなっている。
さらにヒグチユウコさんのイラストもずっと眺めていたくなる。
ネタバレ注意が難しいからこれ以上は書かないけれど。。。
私評:読んでは想いを馳せ、眺めてはまた馳せる一冊
amazonにもあるよ。