ツレヅレゲキジョウ

ちょこの日々徒然なブログです。ほとんど日記。我が日常。

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余裕がない。
そんな気持ちがあったのだと思う。
効率化しなければ。
そんなふうに考えていたのだと思う。
やりたいことはいっぱいあるし、やらなければならないこともある。がっつり休息もしたい。そうなるとやっぱり、時間が足りないと思ってしまう。

 

足りないなら足りるようにする。どうやらそれで私は読み物の速度をあげる行動に出ていたらしい。
少し前に、読書をしていてハッとした。自分が斜めに読んでいることに、急に気が付いたのだ。
ガーン。
文字に出来るくらいの衝撃をうけた。楽しみにしていて読み始めた本だったから。

 

斜め読み自体は悪いことじゃない。効率的な読書としておススメしている人もいっぱいいる。
急ぎで目を通すだけ通さなければならないときや、どこに重点があるか目安をつけるために読むときなど、私も意図して斜めに読むことがある。
ネットニュースやネット記事などでも、なんとなく読んでいるときは斜め読みしていた。
それがクセになってきたのだろうか。私は楽しみで読む本まで斜めに読んでいたのだ。お話の世界にどっぷりと浸って楽しみたい本なのに。どんなふうに進んでいくのか、ドキドキしながらページをめくるはずの本なのに。

 

本当にガーンっていう衝撃が頭に響いた。
いつからこんなふうに読んでいたのだろう。
フルスピードでがんばることも、どうしたら効率的かと考えて進めることも、いいことだと思うけれど、楽しみとして本を読むときだけは止めにしたいと思った。一文字一文字を、行間に感じる、文字ではないなにかを、楽しまないで読んでしまうなんてツマラナイ!
急ぎで読む必要があるものかどうか、本を開く前に自分に注意を出す。そうしてゆっくりゆっくり、だいじに読む。まずはそこからやりなおそう。
楽しくて続きが気になって仕方なくって、焦る気持ちでページをめくる。そんなとき自分に言い聞かせるみたいに、「ダメダメ、ゆっくり! 焦ったらもったいないでしょ!」って戒めながら本を読もう。
反省して決めた。


なんでも急げばいいってわけじゃないのにね。
もしかしたら他にも、おんなじことがあるかもしれない。あちこち点検が必要そうだ。

 

 

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